2ストライクからのバッティングは別物!

少年野球

野球三兄弟(中学2年、小学5年、3年)をプロ野球選手にする為、日々試行錯誤しながら様々な事に取り組んでいる野球親父です!

今回は2ストライクに追い込まれてからのバッティングについて語っていきたいと思います。

少年野球の試合を見ていると、2ストライクに追い込まれてから簡単に見逃し三振や空振り三振をします。

多くの選手が、2ストライクになる前と後の意識もアクションも変えず、打席に入っています。

なぜこのテーマなのか?

我がチームは、2ストライクに追い込まれてからの対応として、ストライクゾーンを広くして、見逃し三振をしないようにガンガン振っていきなさいと指導しています。

あまり色々教えても、混乱すると思い、これ以外は何も言っていませんでした。

ある時、オリックスバファローズの宗選手のインタビューコメントを耳にしました。

イチロー選手からのアドバイスで、「2ストライクからのバッティングは別物だよ」と言われて野球感が変わり、打率が残せるようになったとたと言っていました。

このコメントを聞いて、上のレベルで野球をやる事を見据えて、様々なオプションは教えておいてあげるべきだと考え始めたのがきっかけです。

世界のイチロー選手でも、2ストライクに追い込まれた後のバッティングは別物と捉えて意識とアクションを変えているのに、実力の劣る選手が何も変えずに結果を残せるはずがありません。

ここからは、私が考える、2ストライクに追い込まれてからの打撃に関する、意識、アクションの取り方についてお伝えしていきます。

2ストライクからの打撃術(意識編)

まずは意識について整理していきます。

意識するべき事として、

  1. 見逃し三振をしないようにする
  2. 空振り三振をしないようにする
  3. 様々な方法で出塁する

この3つが意識するポイントになります。

見逃し三振をしないようにする

2ストライクまではストライクゾーンギリギリのボールは打つ必要はありませんが、2ストライクになるとストライクゾーンを広げる意識が必要です。

目安としては、ボール1つ分ずつ高め、低め、インコース、アウトコースと広げる感じです。

そのコースにボールが来たらバットを振ると言うより、とにかくバットのヘッドを強く出すと言う意識でスイングする事が大切です。

空振り三振をしないようにする

ストライクゾーンを広げて待ちますが、際どいコースがきたからと言って当てに行くバッティングは禁物です。

当てに行くと空振り、またはポップフライになる可能性が高まります。

意識としては振るでは無く、バットのヘッドをボールに対してコンパクトに強く出すイメージが良いと思います。

ヒッティングポイントはキャッチャー寄りにして、ギリギリまで引き付け、詰まっても良いと言う意識で待つ事が空振り三振をしないコツになります。

様々な方法で出塁する

2ストライクに追い込まれたら、ヒットを打てる確率は一気に下がります。

その事実を理解した上で、ヒットを打つ意識から、何がなんでも出塁する意識に切り替える事が大切です。

ファーボールや、打つにしてもピッチャーの足元を抜く強いゴロや逆方向の強いゴロ&ライナーを狙うのがベストです。

そのように意識を変える事で、三振せず、出塁率を上げる事ができます。

2ストライクからの打撃術(技術編)

前段で書いたような意識に切り替えてから、さらに確率をあげる為に、技術的な部分の具体的な方法をいくつか紹介させて頂きます。

  1. バットを短く持つ
  2. 低く構えて目線を下げる
  3. バッターボックスのベース寄り、キャッチャー寄りに立つ
  4. ミートポイントをキャッチャー寄りにする
  5. 普段より上から叩きつける

具体的には1〜5の確率を上げる方法があります。

バットを短く持つ

バットを短く持つメリットは、バットのヘッドが操作しやすくなります。操作しやすいと言う事は、バットがボールに当たる確率が上がると言う事です。

当たり前の話ですが、長い物干し竿の先端を目的物に当てるのか、お箸の先端で当てるのかを比べたら、言うまでもなくイメージできると思います。

2ストライクに追い込まれたら、ピッチャーは三振を取りにきます。

2ストライクまでと比べたらバットに当てるのが難しくなります。

追い込まれたタイミングで、それまでよりバットを指先1.2本分短く持つだけでも全然違ってきます。

低く構えて目線を下げる

ボールと目線は近ければ近いほど当たる確率は上がります。

バントがその典型です。

追い込まれたら、膝と股関節をいつもより少し曲げ、目線を下げる事でボールを捉える確率があがります。

バッターボックスのベース寄り、キャッチャー寄りに立つ

ベース寄りに立つ事で、アウトコースのギリギリのコースまで対応する事ができます。

また、キャッチャー寄りに立つ事で、ボールを見極める時間も長くなりますし、ピッチャーからのボールの勢いも若干ですが弱くなります。

ミートポイントをキャッチャー寄りにする

ミートポイントを引きつける事で、緩急差のあるボールに対して空振りしないようになります。

また、ボール、ストライクの見極めがしやすくなります。

ミートポイントを引きつけて、逆方向への強いライナーをイメージする事で、三振しずらく、ヒットも狙え、出塁の可能性が上がります。

普段より上から叩きつける

2ストライクに追い込まれたら、普段通りのスイングはなかなかできません。

そんな窮屈な中で、ヒットの確率を上げるにはゴロかライナーを意識するしかありません。

フライに比べ、ゴロは野手が取って投げてファーストが取ってはじめてアウトなので、同じ凡退でもミスが起こる確率が高いです。

チームで勝つ為には、最低でもゴロアウトに持っていくべきですので、叩きつけるイメージは必要だと考えます。

まとめ

2ストライクからのバッティングについて書きましたが、あくまで手法として捉えて下さい。

2ストライクに追い込まれても、最後までホームランを狙わなくてはならないケースもあります。

今回の記事は、2ストライクに追い込まれてから出塁確率を上げる方法を上げさせて頂いた形ですので、良さそうな物をチョイスして、試して頂けたらと思います。

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