野球三兄弟(中学2年、小学5年、3年)をプロ野球選手にする為、日々試行錯誤しながら様々な事に取り組んでいる野球親父です!
三兄弟を指導する時や、少年野球で指導に携わる時に、よく「気合いを入れていけ!」とか「気持ちで負けるな」と言った「気」と言う言葉を使います。
「気」って一体何なんだろうと思い始め、「気」について調べているうちに、世界のホームラン王の王貞治氏に氣の指導をした藤平光一氏と言う人物がいる事を知りました。
私は藤平光一氏の事が気になり、色々調べているうちに、いくつかの著書を出されている事を知り、「氣の威力」と言う著書を購入し、熟読しました。
そこでわかった事を簡単にお伝えしたいと思います。
気(氣)とは?
藤平光一氏の「氣の威力」を読んでの私なりの解釈ですが、氣とは、心の持ちようで人間の潜在能力を引き出す事だと思いました。
人間は潜在能力の5%しか使っていないと言う説があるように、脳は神秘的で多くの可能性を秘めているのは何となく分かると思います。
体は脳からの信号で動くので、脳をコントロールする事でパフォーマンスを上げる事ができると言った理屈です。
氣にはプラスの氣とマイナスの氣があり、何事もプラスに考える事でプラスの氣(陽気)が放たれ、マイナス思考の人間は負のオーラ(陰気)が出ているのを感じた事があると思います。
このように、日常生活、社会活動の中では気持ちの持ち方で、陽気、陰気が放たれ、それによって良い方向に事が運んだり、良くない方向に行ったりと氣の影響は大きいです。
スポーツと氣
では、スポーツの世界では氣の力は関係あるのか?
っと言う点ですが、たしかに陽気を出したらホームランが打てる、陰気だったらエラーをすると言うことは関係ありません。
マイナス思考になっていたらエラーの確率は上がるかもしれませんが、マイナス思考だからエラーすると直結するわけでもありません。
気合を入れたら必ず打てる訳でもありません。
私は気合いをいれたり、プラス思考でプレーする事は、パフォーマンスにいい影響を与えると信じていました。
しかし、本を読んで分かったことは、たしかにプラス思考や気合いを入れる事で、パフォーマンスに良い影響はでるが、スポーツにおいて氣を使うと言う事は、それだけではなく、もっと根本的な部分にあるとわかりました。
では、スポーツで氣を活用するとはどう言う事?
また、パフォーマンスに直結する氣の使い方はどのようにするのかをお話ししていきたいと思います。
氣を活用する為の方法
気合いを入れる、プラス思考に気持ちを強く持ってプレーをする。
非常に抽象的で、人それぞれ考え方、やり方が違い、これでは氣を活用しているとは言えません。
藤平光一氏が言う、氣を出す具体的な手順は下記の流れだと書いています。
- 臍下(せいか)の一点に心をしずめ統一する
- 全身の力を完全に抜く
- 身体の総ての重みを、その最下部におく
- 氣を出す
臍下とはヘソ下10センチあたりの部分を指し、丹田とも言われる部分です。
その下腹部の一点に心をしずめると書いていますが、その一点を調べる方法は指で押さえ、力を入れても入らないところを指します!
その一点を見つけたら1〜4の流れとなります。
わたしなりに解釈すると、
1心をしずめその一点に意識を集める、2全身の力を抜いて、3総ての重みを一点におく。4氣を出す。
4の氣を出すとは、パフォーマンスを行うと言う事ですので、ここからは野球でどのように活用していくかを語っていきます。
野球のプレーで氣をうまく使う方法
氣を出す手順は上記に書かせていただきましたが、野球でどのように活用するのか?っと言う点が、一番の興味のポイントだと思います。
野球は静から動のスポーツですので、氣の活用をしやすいスポーツだと思います。
- バッティングの構え
- 走塁の構え
- ピッチャーの構え
- 守備の構え
野球をやる中で、全てのプレーに応用できると考えます。
野球は全ての動作の前段に構えるタイミングがあります。
その構えるタイミングで、氣を出す手順を入れる事で、パフォーマンスが引き上がります。
なぜ氣を出せるとパフォーマンスが上がるのか?
氣を出す1〜4の手順をすると、リラックスできます。やって頂けると体感できるはずです。
人間はリラックスしている時が一番強いです。
日常生活でも、ストレスが原因で体を壊す人も多く、病気のほとんどの原因はストレスとも言われています。
スポーツにおいても、ガチガチに力んで良い結果が出ない事はイメージが着くと思います。
ゴルフや野球で、リラックスしてスイングした時の方がボールが飛ぶ経験をした方も多くいると思います。
このような事から、いかにリラックスしてプレーできるかが、パフォーマンス向上に重要だと分かると思います。
しかし、勝負事となると緊張し、分かっているけど力んでしまうのもアルアルです。
そんな時に藤平光一氏が唱える、氣を使えば、緊張の中でリラックスができ、ベストパフォーマンスを引き出す事ができるのです。
氣を出すと言う事は、極限の緊張状態でリラックスする技。すなわち心をコントロールする為の方法だと私は解釈しました。
氣の威力
氣の威力を読んで、私なりに解釈した事を書かせて頂きましたが、参考にして頂けたら幸いです。
書籍は下記にご紹介させて頂きますので、是非読んでみてくだい。
新たな気づきが多くあり、日常生活にもスポーツにも応用できる考え方、具体的な方法がたくさん詰まっています。
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