中学硬式野球チームに所属していますが、腰椎分離症になる選手が本当に多いです。
小学生時代に肩、肘が痛い経験はあっても、腰が痛い小学生はあまり見ないので、成長期のタイミングと練習量の多さから腰椎分離症に繋がるんだと思われます。
上半身、下半身の怪我は何かしらのトレーニングを継続する事ができまず、腰を痛めると日常生活にも支障をきたし、練習は何もできなくなってしまいます。
まさに腰は体の要だと言えます。
腰椎分離症とは？
背中を反らす動作や体をひねる動作を繰り返すことで、腰椎の後方に亀裂が生じ、 疲労骨折が生じている状態。
成長期は骨の構造が弱い為、スポーツを行っている小学生～高校生に発症することが多い。特定方向への動作を繰り返す野球・サッカー・バレーなどで、 発症しやすいとされている。
分離症患者様の特徴は股関節が硬く、体力が低く、練習量が多いといった特徴がある。
鳥居俊 著 スポーツ障害（基礎から学ぶ）
対処方法
- 痛みが出たら整形外科で精密検査（MRI）
- セカンドオピニオンは必須
- 理学療法士によるリハビリを実施（通いやすい整骨院もありだと思います）
- 理学療法士に根本解決の為のトレーニング、ストレッチメニューを組んでもらい実行
- 痛みが無くなったら徐々に練習再開
- 再発防止の為 ストレッチ、トレーニングは継続し、身体のケアを習慣化する
家庭でのケア方法
- 安静にし休む
- 原因解決の為のストレッチ、トレーニング
- 骨融合促進
家庭でできる事は声掛けをしっかりしてあげる事しかありません。
痛みがあるようでしたら「無理をするなよ」と焦る気持ちを抑えてあげて下さい。
また、病院の理学療法士から出されたリハビリメニューをきっちりやるように日々の声かけは必須です。リハビリは楽しくないのでサボりがちになります。回復、再発防止の為 家族のサポートが必要です。
超音波で骨融合促進
家庭でのケア方法の3つ目で骨融合の促進と書きましたが、腰椎分離症は使い過ぎによる疲労骨折ですので、骨への血流を促進してあげ、回復を早めることが具体的アクションとしては可能です。
患部に超音波を当てる事で、血流が促進され、骨融合が促され、回復が早まります。整形外科のリハビリテーション科や整骨院で超音波治療をやって貰うことができます。毎日20分ほど継続する事が効果的と言われていますが、毎日の通院は難しいと思います。
自宅でできればベストだと思い、購入も考えましたが、安いものでも50万円ぐらい、高いものは数百万円する機材ですので諦めました。
完治までの道のり
我が家の長男（現在中学2年）も中学1年生の8月頃に腰椎分離症と診断を受け、完治に向け、家族で焦る気持ちを抑えながら辛く地道な時間を過ごしました。週3回ほどの通院を繰り返し、骨融合促進の超音波治療器を20分当ててもらい、原因解決の為のストレッチとトレーニングを毎日やらせました。
親としてもっとやってあげる事はないかと考え、超音波治療器の購入も検討しましたが、50万円以上する機材だったので諦めました。
そんな時に目に飛び込んできたのが妻が使っていた超音波美顔器でした。
超音波美顔器でケア⁉︎
おすすめできるかわかりませんが、我が家では嫁さんが使っている超音波美顔器を時間がなくて通院できない日に患部に20分間当ててあげる事をやりました。
顔に当てるものだから腰に当てても害は無いと言う勝手な判断ですが、知り合いの理学療法士の方に聞いても、やらないよりやったほうが良いぐらいで取り組んでも良いのではないですか？悪くなる事は無いと思いますよ。っと言ってもらったので、思い切ってやってみました。
効果がどれほどあったのかわかりませんが、親子の焦る気持ちを癒してくれ、回復に向けて努力している経緯での充実感、超音波美顔器を当ている20分間での親子のコミニュケーションと直接的な効果は別として有意義なアクションだと思えました。
1ヶ月ほどで痛みもおさまり、ケアを続けながら2ヶ月ほどで完全復活できました。
今でも練習量が増え、疲れが溜まって腰に違和感がでる時があるので、超音波美顔器を定期的に当ててあげています。
息子にとってはお守り代わりで、当ててもらうと良くなっている感じがして安心できるようです。
まとめ
怪我は選手も家族も落ち込みます。
治すために少しでも力になれる事はないのか？っと考えた結果が超音波美顔器です。
医学的に推奨されないかもしれませんが、血行は良くなるので回復の手助けにはなると思います。
中学生アスリートは親のサポートが無くては成長しません。
親子でタッグを組んで取り組んでる選手と、親のサポートは必要最低限の選手の成長速度は圧倒的に前者が勝ります。
怪我から逃げず、良いきっかけと思い、家族で取り組む一つの参考にして頂けたら幸いです。
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