野球三兄弟(中学2年、小学5年、3年)をプロ野球選手にする為、日々試行錯誤しながら様々な事に取り組んでいる野球親父です!
今回は野球の指導現場で数値を使う事の大切さについてお話ししたいと思います。
野球は数値のスポーツと言っても過言ではありません。
スピード表示、防御率、打率、本塁打数、一塁到達タイム、キャッチーの送球タイムなどなど。
何かにつけて数値で客観的に判断する文化が出来上がってます。
数値で示される事で、全員の目標数値となり、全体のレベルアップに繋がります。
しかし、少年野球の現場ではあまり数値が活用されていないように感じます。
個人の能力の把握や、スタメン決め、指導にまで幅広く数値は活用できますので、使わない手はありません。
今回は、我がチームにおいて、走攻守それぞれにどのように数値化をし、現場で活用しているかをお伝えしていきたいと思います。
走力数値編
- 50メートル走
- ベースランニング
- バッティング&ラン
50メートル走
誰もがわかる走力の数値は50メートル走だと思います。
定期的に測定し、足が速くなっているのか確認します。
ネット上に出ている学年ごとの平均タイムなどを参考にしながら、目指すべくタイムも設定してあげます。
誰が計ってもタイムがブレないように、1歩目を踏み出した瞬間にスタートを押すようにしています。
ゴールもゴールラインを足で踏んだ瞬間に押すようにしています。
野球はベースを踏まないとセーフにならないので、このようにしています。
月1、または2ヶ月に1回は測定しています。
ベースランニング
一塁まで、二塁打、三塁打、ホームランの4種類のタイム測定は毎回の練習に組み込んでいます。
スタートはホームベースを踏んだ時点でスタート、ゴールは目標地点のベースを踏んだ時点とします。
音でスタートだと反応に左右され、純粋な足の速さがわかりずらいのでこの基準で測定しています。
二塁打、三塁打、ホームランはコースどり、ベースランニングテクニックでタイムが大きく変わります。
直線スピードが一番速い選手が一位にならないこともあり、面白いです。
タイム測定をしていると、コース取りを考えたり、いかに最短でロスなく走ろうとしたりと、勝手にベースランニングがうまくなります。
バッティング&ラン
より実戦に近づける為に、打席に入って下からトスをしたボールを打ってから一塁ベースまでのタイムを測定します。
ボールにバットが当たった瞬間から計測し、ベースタッチでゴールになります。
プロ野球選手が、3秒台で速いといわれています。
少年野球は、プロ野球より4.4メート短い塁間ですので、同じように3秒台を目指して取り組んでいます。
攻撃数値編
- スイングスピード
- 飛距離
- 打率
スイングスピード
スイングスピードを測定する機械が売っています。
このような機械をチーム購入できれば、スイングスピードを可視化できます。
思い切り振れ、強く触れのアプローチだけではなく、スイングスピードの数値を見て、この数値まで上げようと話し合う事でパフォーマンスアップにつなげるやり方もあります。
飛距離
ロングティーでどこまで飛ぶかの競い合いをやります。
何メートル飛んだか、数値で測って伝えます。
バッティングのモチベーションはめちゃくちゃあがります。
打率
練習試合、公式戦含めて打撃成績を取るようにしています。
打率は打順を決めるにあたって重要な客観的指標になります。
守備数値編
- 遠投
- 投球スピード
遠投
遠投は3ヶ月に1回測定するようにしています。
数値で履歴を残していると、小学生の成長スピードに驚かされます。
投球スピード
スピード測定にはスピードガンが必要になります。
プロ野球選手の球速を知っているので、そのスピードを基準にして自分のスピードを判断するので盛り上がります。
野球で一番花形の数値ですので、チームに1つスピードガンがあれば、練習に気合が入ると思います。
まとめ
数値を出す事で、本人も指導者も客観的な判断ができます。
指導でのコミニュケーションも、数字を使うだけでより伝わりやすくなります。
特別な機械がいらない部分からでも取り組む価値はあると思います。
一つの参考にして頂けたら幸いです。
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