球三兄弟(中学2年、小学5年、3年)をプロ野球選手にする為、日々試行錯誤しながら様々な事に取り組んでいる野球親父です!
今回は打席に入る前のルーティーンを作る事で、無意識の中でベストスイングができる方法をお伝えしたいと思います。
バッティング練習に関する記事もいろいろ書いていますので、参考にしてみて下さい。
バッティングは難しい!
バッティングは様々な理論があり、とても難しく奥深い物です。
少年野球に携わり、日々指導をしていますが、本当に難しいとつくづく感じさせられます。
小学生タイミングでは三振を恐れず、フルスイングできる事が大切だと言う基本的な考えはブレませんが、打てる確率を上げてあげる事も指導者の役目と思いますので、細かい技術指導では無く、フルスイングを失わないようにアドバイスをするようにしています。
練習では理想のスイングができてきても、試合になると簡単にはいきません。
練習とは違う緊張の中、相手ピッチャーは打たれないようにタイミングをずらしたりしてボールを投げてきます。
こんな状況の中で、バッティングフォームを気にしてスイングしていたら打てるものも打てません。
試合は、ピッチャーが投げるボールを良いミートポイントでフルスイングする事だけに集中するべきです。
しかし、そうなると練習でできているスイングができず、打つ確率が下がる状況に落ち入ります。
練習量を増やして、理想のスイングが身に付けば、試合でベストスイングができるのでしょうが、土日の練習だけでは限界があります。
そこで、この課題を解決する為に、打席に入る前にやる事を決め、ルーティーン化し、無意識の中でも再現できるようにチームとして取り組む事にしました。
ルーティーンとは?
ルーティーンと言う言葉は、決まっている手順、お決まりの所作、日課などを意味します。
生活におけるルーティーンとは習慣化の事で、何度も行動を積み重ねる事で、考える必要なく自然と体が行動している事をいいます。
この仕組みを打席の1球1球の中に組み込ませる事で、無意識の中でベストないスイングができるように持っていこうと取り組み始めています。
バッティングの課題
我がチームの全体的な課題は、試合になると力んで、キャッチャー寄りの肩が下がり、体が開き、バットのヘッドが下がって出てこない。
小学生の典型的な良くないバッティングフォームに落ち入ります。
結果はポップフライかボテボテの内野ゴロです。
この良くないスイングにならないように、打席に入る前のルーティーンを決めています。
ルーティーンの内容は?
- PL学園直伝 ヒジこすり
- スーパーダウンスイング素振り
この2つを打席に入る前と、1球ごとにやるようにしています。
1.PL学園直伝 ヒジこすり
伝説のPL学園の各選手が打席に入る前にやっていたルーティーンを取り入れています。
ピッチャー寄りの腕を軽く曲げ、小指をギュッと握り、胴体に擦り付けるように前後に10回ほど動かします。
体が開きキャッチャー側の肩が下がる事を予防する狙いです。
これをする事で、ピッチャー寄りのヒジが締まる意識が出るので、逆の肩が下がりづらくなります。
2.スーパーダウンスイング素振り
バットのヘッドが下がるのを予防する為に、極端にバットを上から出す素振りを2〜3度やらせます。
極端に上から振る体の動きで筋肉を刺激して、脳にインプットします。
これをしておくと、無意識でも、やっていなかった時に比べて圧倒的に肩下がりをしなくなっています。
ルーティーンのメリット
取り組んでみて感じているのが、我々指導者がルーティーンの意味をしっかり伝えてあげて、やる事を明確にしてあげると、全員が忘れずに取り組みます。
ルーティーンをやると打てると感じてるようで、忘れずにやります。
ルーティーンがお守りのような感じになっていると思います。
打ちたいからお守りにすがる感じですね。
忘れずやるから、打席の中で無意識の中にも意識づけされ、良くないスイングが出にくい状況を作れています。
まとめ
チーム、個人で様々な課題があると思います。
課題に対して逆の事を極端にやる事で、無意識の中で修正できると感じています。
具体的に言うと、打撃で前に突っ込んで打ちに行ってしまう課題があれば、打席に入る前にキャッチャー寄りの足に100%体重を乗せて素振りをするなどです。
それぞれの課題の真逆の事をルーティーンに盛り込む事で、良くないくせを予防するという事です。
我がチームでやっている事をあげさせて頂きましたが、それぞれの課題を分析して、必殺のルーティーンを作り上げて頂ければ、選手にとってのお守りになると思います。
是非、参考にして頂けたら幸いです。
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