自主練の積み重ねが一番大事!強制する?自主性にまかせる?【中学硬式野球編】

中学硬式野球

中学硬式野球チームに所属している選手は自主練をしないとうまくなりません。親世代は部活動全盛期時代で毎日練習が当たり前でしたが、クラブチームは土日祝日の活動が中心になります。

チームによっては平日の夜間練習がある場合もありますが、多いチームで平日3日、少ないチームは1日、半分以上のチームは平日は自主練になります。

そんな環境の中で、硬式野球クラブチームに入れたからうまくなると考えるのは間違っています。

野球は技術習得型スポーツです。打つ、投げる、取る、走る 様々な要素が必要で、その一つ一つの技術を積み上げていかなければなりません。毎日の練習が技術力アップには最も有効だと考えます。

そんな重要な自主練ですが、親としてどのように息子と向き合っていくべきかを語らせて頂きます。中学2年生の息子と日々向き合い、現状で見出した私なりの考え方ですので、参考にしてみて下さい。

自主練とは

チーム全体練習以外の時間で、自らの課題に向き合い、解決していく為の練習。土日祝日にグランドに残ってやるケース、平日の朝、夕方に自宅付近でやるケースなどある。

今回はチーム全体練習がないから平日に自宅でやる練習を自主練とします。

私の考えですが、チーム全体練習はレギュラー獲得に向けた監督、コーチへの発表会の機会であり、そのタイミングで技術習得をする事は無理だと考えています。全体練習の中で指導者からアドバイスをもらい、それを習得する為には自主練が必要だと言う事です。

子供のパターン

小学生時代の自主練は遊びの延長線から始まり、親子で一緒に楽しみながら練習を積み重ねていく感じです。成長に個人差はありますが、思春期に入る小学校高学年から中学生は親との距離感が微妙になり、小学生時代のように親のアドバイスを素直に受け入れなくなってきます。これは成長過程としては当たり前の話で、むしろ健全です。

また、その中にさらに個人差が存在します。その状況を理解した上で、タイプ別にどう子供と向き合うか。ここが重要なポイントになります。

自立タイプ

中学生には珍しいと思いますが、自立している選手がいます。こんな子供を持ったら親としては最高にハッピーです。自らを俯瞰して捉え、自己課題に取り組んで行くので成長スピードが半端ないです。子供の自主性に任せ、要求があれば練習の手伝いをしてあげるだけで良いでしょう。

残念ながら我が家はこのタイプではなく、中学2年生ですが、ほったらかしていたらスマホばかり見ています。チームメンバーの親御さんにヒアリングしましたが、中学生タイミングでは自立タイプの選手は10人に1人いるかいないかの感じですね。(中学硬式野球クラブの中で強豪と言われる部類でもこんな感じでした)

受身タイプ

大半の選手がこの受身タイプか反抗期タイプに属されると思います。

受身タイプは親が無理矢理にでもやらすしかないと思います。やる気スイッチが入り自立するタイミングを我慢強く待つと言う方法もありますが、中学硬式野球クラブは2年5ヶ月間しかありません。ほったらかしているとあっという間に終わってしまいます。

私自身も中学生になったから自立を促したいと考え、自ら動き出すのを半年ぐらい待ちましたが何も変わりませんでした。これは個人差があり、何かのきっかけで自立タイプにスイッチする選手もいますが、今考えるともったいない時間だったと思います。

中学入学タイミングから9月ぐらいまで自主性に任せましたが自主練を全くやらなかったので、痺れを切らせて声かけを自主練をやらせました。付き合えるタイミングは手伝ってもあげました。無理矢理やらせていた感もありますが、2年生の春頃からだんだん自覚が芽生えてきて、自ら自主練をするようになってきました。

親が声かけをする事で、練習をする。一緒にやる事で頑張るのであれば、手を引くタイミングは親が決める必要はないと思います。高校に入ったらやりたくても子供と自主練はできなくなります。

受身タイプの選手の場合、親も子供も後悔しないように一緒に自主練を頑張る。親に時間がなくても日々声かけはしてあげる。これに尽きると思います。

反抗期タイプ

このタイプはやっかいです。中二病と言われますが、全てに対して無気力で、親には反抗的。

自ら練習しないし、言われてもやらない。

親としては焦りを感じますよね。

反抗期タイプの子供とは少し距離を置くしかないでしょう。半年、1年ぐらいで病から立ち直るタイミングは必ずあります。チーム指導者とコミニュケーションが取れる関係性ならば、そちら側から自主練の必要性を説いてもらう、それが無理なら少年野球時の指導者に力を借りるなど、他人からアプローチしてもらうと少しは耳を傾けると思います。

親から色々言い過ぎると逆効果になりますので、親はストレスを感じますが我慢しかないですね。

まとめ

中学生にもなったんだから自立してほしい。これは親の願いですが、実際問題なかなか難しい話です。自覚を持って物事に取り組んでる中学生なんて10%もいません。

中学生3年ぐらいで自覚を持って取り組み出したら御の字。高校からスタートでも良いぐらいのスタンスで、中学タイミングでは親子で頑張るのが良いと思います。

高校にいったら嫌でも子離れしなくてはならないので、あれこれ考えず声かけしながら時間があったら一緒に自主練をやってあげましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました