野球三兄弟(中学2年、小学5年、3年)をプロ野球選手にする為、日々試行錯誤しながら様々な事に取り組んでいる野球親父です!
今回はバッティングで最も大切だと言える要素の「ヒッティングポイント」についてお話ししたいと思います!
プロ野球選手でも小学生でもホームランを打っているシーンの写真を見ると、ヒッティングポイントは同じです。
写真にあるように、コースは違えどヒッティングポイントは体の前で、一番力の入る所が理想です。
少年野球の指導に携わっていると、引きつけて体の近くで打ちなさいと表現する指導者もいれば、ピッチャー寄りの前のポイントで打ちなさいと言う指導者もいます!
どちらも間違いでは無いのですが、選手としては真逆に聞こえてしまい、混乱するのはよくある話です。
引きつけて体の近くで打ちなさいと指導すると、振り遅れて詰まるケースが増えます。
前で打ちなさいと指導すると体が開いて引っ掛けたゴロや、スローボールに空振りが増えます。
ポイントは前でも後ろでも無く、ちょうど良い所がベストなんですが、現場で指導していると、小学生に伝えるのは本当に難しいとつくづく感じます。
そこで、私なりに試行錯誤して今やっている指導方法をお伝えしたいと思います。
ポイントを前にして打つ
ポイントを前にして打ちなさいと指導者した場合
- 体ごとピッチャー寄りに突っ込んでしまう。
- ダウンスイングになる傾向
この2点が技術的な部分で現れます。
ポイントを後ろにして打つ
ポイントを後ろにして打ちなさいと指導者した場合
- 体がキャッチャー寄りに反り返り、キャッチャー寄りに体重が残りすぎる
- アッパースイングになる傾向
この2点が技術的な部分で現れます。
上記のように、ポイントが前すぎても、後ろすぎても良いスイングが出来ず、ボールは飛びません。
逆に言うと良いポイントで捉えられれば、自ずと良いスイングになるとも考えられます。
どうすれば良いポイントでうてるのか?
では、どのような手順で指導していくかですが、
- キャッチャー寄りの軸足に体重を乗せてダウスイングで素振り、トスバッティング、スタンドティー、羽打ちなどの打撃練習をする。
- ヒッティングポイントはできるだけキャッチャー寄りにして、わざと振り遅れてゴロを打つ
- 少しずつポイントを前にして行き、ベストポイントを探す。
この手順で三兄弟に試したら、良いポイントでレベルスイングでヘッドを立てて打つ事ができるようになりました。
キャッチャー寄りに体重を残して、ポイントを近づけて打ちに行くと、どうしてもヘッドが下がりアッパースイングになってしまいがちなんですが、スイングを矯正する意味合いで、あえてダウンスイングで練習します。
ダウンスイングの意味合いは、小学生は力がないのでダウンスイングを意識してもバットのヘッドの重みで勝手にレベルスイングになる狙いがあります。
ダウンスイングで気をつけたい事はドアスイングにならない事です。インサイドからバットを体の近くを通したスイングを心掛けます。
まとめ
バッティングは100人いたら100通りの打ち方がありますし、それぞれに合った指導が必要だと最近つくづく感じます。
我が三兄弟でも、同じ指導は全く当てはまりません。
長男に指導していた表現で次男にアプローチしても上手くいかず、真逆のアプローチをしている事実もあります。
前段で書きましたが、ヒッティングポイント(ゴール)は一つです。
そこにどの様な表現や、練習方法で導いてあげるのかは指導者の腕の見せ所です。
そんな意味合いで、一つのアプローチの方法として参考にして頂ければ幸いです。
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